臨時農業生産情報(大雨・強風に対する技術対策)

臨時農業生産情報(大雨・強風に対する技術対策)
                    平成30年7月4日
                    青森県「攻めの農林水産業」推進本部
 青森地方気象台発表(平成30年7月4日11時31分)「高波と強風及び大雨に
関する青森県気象情報第1号」によると、台風第7号から変わる低気圧の影響で、
青森県では4日夕方から5日にかけて大雨となり、5日未明から夕方にかけて強風に
なる見込みであるため、農作物の栽培管理に留意してください。
1 共通の対策
  地盤が緩み崩壊の恐れがある農地・林地及び農道・林道並びに増水中の河川など
 には近寄らないようにし、異常を発見した場合は、速やかに市町村等へ連絡する。
2 りんご等果樹
(1)速やかに防風ネットを張り、破れている部分は補修する。
(2)りんごのわい化樹や幼木は、支柱への結束状況を点検し、ゆるんでいる場合は
  再度結束する。
(3)ぶどうの垣根、なし棚、ハウス施設等は、支柱等で補強する。
3 水稲
  浸水や冠水被害防止のため、排水溝の清掃や補修、畦畔の補強を行う。
4 畑作・野菜・花き
(1)ほ場や施設周辺に排水溝を設けるなど、排水対策に努める。
(2)ビニールハウスやトンネルでは、倒壊したり被覆資材が飛散しないよう施設の
  点検補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。
(3)ながいもなどの支柱は、倒れないように補強する。
5 畜産
(1)低地や排水の悪い飼料畑は、排水溝を設けるなどの排水対策を行う。
(2)畜舎に雨水が流入した場合に備え、除ふん作業を済ませ、紙袋の飼料などは
  浸水しない場所に移動しておく。
(3)ロールベールサイレージはストレッチフィルムの破損を防ぐため、シート等で
  覆う。
(4)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓など
  を完全に閉める。
6 農地・農業用施設
(1)ため池は、貯水位が高い場合には放流して水位を十分に低下させておくととも
  に、洪水吐、水門等を点検し、通水の阻害となる土砂、ゴミや流木等の除去に努
  める。
(2)水路は、水門が適正に閉じているあるいは開いていることを確認し、通水の阻
  害となる土砂、ゴミや流木等の除去に努める。
0704臨時農業生産情報(大雨に対する技術対策)

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