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(2)「ポジティブリスト制度」…その対策は?

残留農薬の基準値をオーバーしてしまうと、生産物の出荷停止・回収などの厳しい対応が求められる「ポジティブリスト制度」…その対策をご紹介します。

最も大切なことは、農薬の「使用基準」を守ること
作物に残留する農薬の量が、収穫時には残留農薬基準値を下回るように、使用時期、使用量(濃度)、使用回数などが設定されています。
このため、農薬の使用にあたっては、ラベルに表示されている使用基準(適用作物、使用時期、使用量または濃度、使用回数)をしっかり守りましょう。


 
>> 農薬の「使用基準」とは
 >> 「農薬登録情報」を確認するには…


そして、気をつけるのは、農薬の飛散(ドリフト)
風などにより、農薬が飛散して、自分の周りの畑などで栽培されている他の作物にかかってしまうことを「ドリフト」といいます。
この場合、農薬の飛散を受けた側の栽培者は、自分が使用していない農薬が基準値を超えて検出されることがあり、大きな問題となります。

 >> 「残留農薬基準値」を知るには…

気をつけるのは、農薬の飛散(ドリフト)
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 ドリフトさせないためには…
 
散布前には…
■となりのほ場との間隔を広げたり、作付けする作物を見直してくだ日頃から、周辺の方と情報交換をしましょう。
  さい。
■病害虫発生予察情報などを活用し、防除の必要性や適期を判断 し
  てください。
■周りのほ場で収穫間近の作物がある場合、そのほ場の栽培者に
  散布情報を提供して、収穫日や散布日を調整するなど、お互いが
  工夫するとともに、日頃から連絡を密にしてください。
■初めて使用する農薬や使用方法が不明な農薬を使用する場合は、事前に病害虫防除室や普及
  指導室などの指導機関から、農薬の特性、散布方法、ドリフト防止対策などに関する指導を受け
  てください。
■付近に学校、保育所、病院、公園、住宅地等がある場合は、周辺の住民に事前に、農薬の使用
  目的、散布日時、使用する農薬の種類等について十分周知してください。
  また、散布作業時には、立て看板などにより、散布区域に他の人が入らないようにしてください。
  特に、近くに学校や通学路があり、農薬の散布時に子どもの通行が予想される場合は、学校や
  子どもの保護者にも周知してください。


散布時には…
■風の弱いときに、風向に気をつけて散布してください
 → 飛散の大きな原因は「風」。風の弱いとき(風速3m/秒以下)、弱い時間帯(早朝風が弱いときに、風向に気をつけて散布してください。・夕方)を
    選んで散布してください。
    風下に他の作物がある場合は、特に注意が必要です。
 → 風が弱くても、車の交通が多い道路の近くで散布する場合、
    車が通る際の風圧で飛散する可能性がありますので、注意
    してください。

■散布の方向や位置に気をつけて散布してください
 → 対象とする作物に、できるだけ近くから散布してください。できるだけ近くから散布してください。
 → ほ場の端での散布は、外側から内側に向けて行ってください。
 → 丈が高い作物では、枝葉のない方へ飛ばないよう注意が必要です。
 → スピードスプレーヤでは、ノズルの配列を樹形に合わせて調整し、余
    分な散布を少なくしてください。

■散布機の圧力と風量は適切に
 → 圧力を高くするほど、飛散が起きやすくなりますので、圧力は弱めに抑えてください。散布機の圧力と風量は適切に!
 → スピードスプレーヤでは、過大な風量は避け、樹体に到達
    する程度に調整してください。

■散布量は多くなりすぎないように
 → 散布量が多くなるほど、飛散する割合も増えます。散布は、必要最小限の量と区域で行う
    ようにしてください。

■飛散の少ないノズルを選びましょう
 → 一般的なノズルは粒子が小さいため、飛散しやすくなっています。飛散の少ないノズルに
    切り替えることも効果的です。

■シートやネットの設置も有効です
 → ネットをほ場の間に設置すると、飛散防止に有効です。細かい網目(2〜1mm)の方が、
    効果が高くなります。作物をシートなどで一時的に覆う対策もあります。
 → ソルゴーなどの背が高い作物を、ほ場の周辺に植えることも効果が期待できます。


こんな対策も有効です
■飛散しにくい剤型や、周辺作物にも登録のある農薬を選びましょう
 → 粉剤など、粒子が小さいほど飛散が起こりやすくなります。飛散しにくい粒剤に代えることも飛散しにくい剤型や、周辺の作物にも登録のある農薬を選びましょう。
    有効です。
 → 周辺作物にも登録のある農薬を使用することで、飛散
    しても基準値超過の可能性が低くなります。
    ただし、収穫前日数には注意が必要です。
 → 性フェロモン剤、生物農薬などには、残留問題が発生
    しません。

■使用する散布器具をきれいにしてください散布器具の洗浄も大事です。
 → 農薬残留の原因は、ドリフトだけではありません。
    いろいろな種類の作物が作付けしていて、同じ散布器
    具を使用して散布する場合、タンクや配管、ホースに
    前回使用した薬液が残っていたり、付着していれば、
    それが残留につながるおそれがあります。
    散布終了後には、タンクや配管、ホースの残液を抜き、しっかり
    洗浄してください。
 → また、農薬を取り扱った手・指のまま、収穫物をさわらないようにしてください。

■水稲育苗後に他の作物を栽培する場合は、要注意
  水稲育苗後の場所で栽培された野菜から、基準値を超える農薬が検出された事例があり
  ました。これは、土壌にしみこんだ水稲育苗用の農薬が、育苗後に栽培した野菜に吸収
  された可能性が考えられます。
  水稲育苗後は、同じ場所で他の作物をなるべく栽培しないようにしましょう。栽培する場合
  は、次の対策を講じてください。
 → 水稲育苗時に農薬を散布する時は、育苗箱から農薬がこぼれ落ちないよう、ていねい
    に行ってください。
 → 育苗箱の下に不浸透性のビニールシートを敷くなどして、農薬の浸透を防いでください。

■使用した後は、使用記録を
 → 農薬を使用した後は、ほ場ごとに農薬の使用記録をつけてください。農薬飛散の事故が
    あった場合、作物の安全性を立証する大切な資料になります。
     >> 農薬を使ったら残そう、「使用記録」 へ
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 リーフレット「農産物の安全・安心は、自分たちの手で守ろう!」(作成:青森県、JAグループ青森)
 がダウンロードできます(PDF: 1,023KB)
リーフレット「農産物の安全・安心は、自分たちの手で守ろう!」(PDF:1,023KB)   
※その他、参考となる資料、ホームページ「地上防除 ドリフト対策マニュアル」

「地上防除ドリフト対策マニュアル」:(社) 日本植物防疫協会)
 日本植物防疫協会ホームページの「技術情報」中の「各種調査
 研究報告書」にあり、PDFファイルでダウンロードできます。

■農林水産省農薬対策室のホームページ「農薬コーナー」に、
 「残留農薬のポジティブリスト制度と農薬のドリフト対策につい
 て」があり、各種資料がダウンロードできます。

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>> 青森県 農林水産部 食の安全・安心推進課 (環境農業グループ)
〒030-8570 青森県青森市長島1−1−1 (青森県庁 南棟5F)
TEL 017-734-9353(直通) / FAX 017-734-8086 / E-mail SANZEN@pref.aomori.lg.jp