りんご生産情報第5号(6月7日~6月20日)
令和元年6月6日発表
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
黒星病の発病葉・果は徹底して摘み取ろう!
「6月中旬」の散布は、6月16~17日頃!!
良果を見極め、仕上げ摘果に全力を!!!
概要
6月1日時点の果実肥大は、各品種とも平年より開花が早かったこと、開花後の気温が平年より高く推移したことから、平年を上回っている。
黒星病の発生は4月下旬及び5月上旬に感染したとみられる病斑が果そう葉および新梢基部、果実のつるに確認されている。今後の降雨の状況によっては新梢葉や幼果への感染拡大が懸念されるので、園地の状況を確認し、発病葉や発病果は見つけ次第摘み取り、土中に埋めるなど、適切に処分する。
「6月中旬」の薬剤散布は、6月16日~17日頃に行う。散布間隔と散布量を遵守し、散布予定日に降雨が予想される場合は事前散布に徹する。
降雨の少ない状況が続いていることから、わい性台樹を中心に果そう葉の黄変が見られている。特に苗木や若木は乾燥の影響を受けやすいので、園地の状況を把握し、2週間くらい無降雨状態が続いたら、1㎡あたり20ℓ程度をかん水する。
今年の結実はおおむね良好であるが、一部園地で肥大や果形にバラツキが見られる。
仕上げ摘果は果実の形質を見極めてできるだけ早く終了する。