平成29年9月1日 畜産生産情報 第5号 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 ◎家畜伝染病の防疫対策にしっかりと取り組もう。 ◎適期収穫と正しい調製作業で良質な自給飼料を確保しよう。 <要 約> ◇ 乳用牛 ~牛群検定成績を活用した飼育管理の改善~ 乳成分は個体の栄養状態を表しているため、数値の変化に十分注意し、必要に応じて給与飼料を増減させる。 また、乳質改善のために個体別の体細胞数を把握し、特に泌乳後期や高産次の牛で体細胞数が高い傾向にある場 合は、搾乳ストレスのほか、乳房炎を疑い治療する。 ◇ 肉用牛 ~肥育牛の飼育管理~ 敷料の交換や飼槽の掃除などを定期的に行い、肥育牛のストレスを軽減させる。また、ビタミンA欠乏症や尿 石症には特に注意し、血中ビタミンA濃度の把握と早期治療に努める。 ◇ 豚 ~人工授精による効率的な肉豚の生産~ 人工授精を活用し、産肉性に優れ、斉一性の高い肉豚を生産するとともに、種雄豚の飼育頭数を減らすなどし て生産コストを低減する。 ◇ 鶏 ~青森シャモロックの飼育管理~ 飼育密度に注意し、必要な場合はデビーク(断嘴)を行う。また、病原体の侵入を防ぐため、踏込み消毒槽を設置 設置し、特に鶏コクシジウム症予防のため、マニュアルに沿ったワクチン接種を行う。鶏舎への野生動物の侵入を を防ぐため、ネットや金網を設置する。 ◇ 草地・飼料作物 ~トウモロコシサイレージ及び稲発酵粗飼料の調製~ 1 トウモロコシをサイレージに調製する場合、黄熟期に収穫し、速やかかつ厳重に密封する。細断型ロール ベーラ体系では、黄熟後期に収穫し、ラップフィルムを8層巻きにする。 2 稲ホールクロップサイレージを牧草収穫作業機によりロールベールサイレージとして調製する場合は、土砂の の混入に注意し、予乾・反転作業は1回とする。
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