平成29年10月13日 畜産生産情報 第6号 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 ◎家畜伝染病の防疫対策にしっかりと取り組もう。 ◎良質たい肥の生産・利用で、自給飼料の安定確保に努めよう。 <要 約> ◇ 乳用牛 ~分娩時の事故防止~ 分娩予定牛は清潔で寝起きがしやすい環境で飼育する。分娩は、経過を注意深く観察しながら、場合によって は内診を行うほか、カルシウム剤の投与やけん引等、適切な処置を行う。 ◇ 肉用牛 ~繁殖牛の退牧後の飼育管理~ 舎飼い開始時は、飼料を急に変えないようにする。配合飼料の増飼いは、分娩2か月前から概ね離乳までの期 間に行うが、過肥にならないよう給与量を調節する。また、蹄の伸び過ぎは牛のストレスや、疾病の原因となる おそれがあるため、削蹄を適切に行う。 ◇ 豚 ~冬期間の飼育管理~ 寒さによる発育の停滞や飼料効率の低下を防ぐため、すきま風の防止や適切な保温など防寒対策を徹底する。 特に離乳直後の子豚は30℃程度の温度が必要なため、温度管理に注意する。また、呼吸器病等のリスクを軽減す るため、密閉状態にせず、室温を確認しながら換気を行う。 ◇ 鶏 ~高病原性鳥インフルエンザ等発生防止対策~ 冬期には高病原性鳥インフルエンザ等の発生リスクが高まるので、異常鶏の早期発見や鶏舎への野生動物の侵 入防止に努めるとともに、防鳥ネットの点検や消毒など、ウイルスの侵入防止対策を徹底する。農場への出入り の記録は、少なくとも1年間保存する。 ◇ 草地・飼料作物及び環境保全 ~良質たい肥の生産と適正施用~ 良質たい肥生産のため、副資材の添加により通気性を確保するとともに、切り返しを適切に行い、発酵を促 進する。生産したたい肥は、肥料や土壌改良資材として、積極的に草地や飼料畑で利用する。
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