平成30年6月8日
畜産生産情報 第3号
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
◎家畜伝染病の防疫対策にしっかりと取り組もう。
◎公共牧場の有効活用と自給飼料の安定確保を進めよう。
<要 約>
◇ 乳用牛 ~乳質・乳成分データのチェック~
出荷乳の乳質・乳成分データをチェックし、良質な生乳生産を心がける。特に、体細胞数が増加している場合、牛の状態を確認し、乳房炎に感染していれば早期治療に努める。
また、細菌数の増加を防ぐため、搾乳機器等の日頃の洗浄・殺菌作業を再点検するとともに、バルククーラーの定期点検を行う。
◇ 肉用牛 ~放牧中の飼育管理~
ダニが媒介し、小型ピロプラズマ原虫が原因となるタイレリア病(ピロプラズマ病)の発生を防止するため、放牧期間中は定期的に殺ダニ剤を使用するとともに、異常がみられる場合は速やかに退牧させ、治療する。
◇ 豚 ~肉豚の飼育管理~
肉質の低下を防ぐために、豚舎内の温度管理や適切な飼料給与に注意する。また、異常肉の発生を防ぐため、飼育中及び出荷時のストレスを軽減させる。
◇ 鶏 ~あすなろ卵鶏の飼育管理~
あすなろ卵鶏の飼育は、鶏舎構造、飼育密度に注意し、発育段階に応じた採卵鶏用配合飼料を給与する。
◇ 草地・飼料作物 ~草地及び飼料畑の管理~
1 5月中旬以降の気温が高く推移し、牧草の生育は順調に進んでいることから、刈り遅れのない
よう収穫を進める。
2 アワヨトウの早期発見に努め、多発した場合、刈取可能な草地は直ちに収穫する。