臨時農業生産情報(低温とおそ霜に対する技術対策) 平成20年5月9日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 この時期としては強い寒気を伴った気圧の谷が通過し、10日から12日頃にかけて、 最低気温が平年より4度から5度低くなり、山沿いを中心におそ霜のおそれがあります。 このため、次の事項に留意し、農作物の栽培管理に万全を期してください。 事 前 対 策 1 水稲 (1)育苗管理では、夕方はハウスやビニールトンネルを早めに閉じ、保温資材で二重 被覆する。 (2)田植えは、天候の回復を待って温暖な日に行う。 (3)田植えが終了した水田では、苗が冠水しない程度のやや深水にし保温に努める。 2 野菜・花き等 (1)ハウス栽培や育苗では、保温資材で被覆するか暖房器具で加温する。また、苗の 定植は、天候の回復を待って行う。 (2)トンネル栽培では、保温資材で二重被覆する。 (3)露地栽培の場合は、べたがけ資材で被覆する。 3 りんご・特産果樹 (1)防霜ファンが設置されている園地では、事前に点検整備を行い、2℃でファンが 始動するように設定する。 (2)燃焼資材に点火する場合は、0℃を目安とする。 (3)ぶどうなどのハウス栽培では、暖房器具で加温する。 事 後 対 策 1 水稲 (1)霜害を受けた場合は、速やかに苗に散水し、被害の軽減に努める。 2 野菜・花き等 (1)被害を受けても回復の見込みがある場合は、殺菌剤や葉面散布剤を早急に散布 する。 (2)回復の見込みがない場合は、植替えを行う。 3 りんご・特産果樹 (1)霜害を受けた場合は、強い摘果を控え、障害の状況を確認できるようになってか ら仕上げ摘果を行う。
臨時農業生産情報(低温とおそ霜に対する技術対策.pdf (23KB)
臨時農業生産情報(低温とおそ霜に対する技術対策).jtd (64KB)