臨 時 農 業 生 産 情 報 (燃油不足・停電に対する技術対策) 平成23年3月18日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響による、燃油不足、計画停電により、作物の生 育に影響が生じるおそれがあります。 また、週間天気予報(3月18日、気象庁発表)によると、今後、気温のかなり低い日もある見込みですの で、燃油の供給見込みや計画停電、今後の気象情報に注意し、次の事項に留意のうえ農作物の適正な管理に努め てください。 1 野菜・花き等園芸用施設 (1)燃油不足対策 1)燃油が確保できている期間においては、次のことに留意し、燃油使用量の低減を図る。 ①燃油使用期間の延長に向けて、加温機の設定温度を調節するとともに、二重または三重被覆による保温対 策を徹底する。 ②ダクト位置の調節や、循環ファンの設置により、ハウス内の温度ムラを解消する。 2)燃油が入手できなくなった場合は、次のことに留意し、作物の生育ステージに応じた温度管理に努める。 ①育苗期間中の作物においては、電熱線の導入や、二重被覆等により保温するなど、できるだけ適正温度の 確保に努める。 ②生育期間中の作物においては、二・三重被覆等での保温に努め極端な低温にあてないように管理する。 ③は種作業を遅らせることができる場合は、気温が安定してからは種する。 (2)停電対策 計画停電により、電力が必要な機器による加温・換気等ができなくなる時間帯が生じることから、天候、 作物の生育ステージに応じて、停電の前にあらかじめハウスの開閉等を行い、できるだけ適正温度の確保に 努める。 2 冷蔵施設における停電対策 (1)気密性を保つために、できる限り開閉を避ける。 (2)停電前に、適正冷蔵の範囲内で低めの温度帯とする。 ┌───────────────────────┐ │報道機関用提供資料 │ ├──────┬────────────────┤ │ │ │ │担 当 課 │農産園芸課 │ │担当者 │野菜・畑作物振興グループ 原主幹 │ │ │ │ ├──────┼────────────────┤ │電話番号 │直通 017-734-9481 │ │ │内線 3460 │ ├──────┼────────────────┤ │ │農林水産部 │ │報道監 │ │ │ │小山内農商工連携推進監(次長) │ │ │ │ │ │内線 3181 │ └──────┴────────────────┘ 【おしらせ】 青森県では、臨時農業生産情報をパソコンや携帯電話にメール配信するサービスを実施して います。青森県農業情報のホームページ「アップルネット」からお申し込み下さい。
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