臨 時 農 業 生 産 情 報 (農作業事故に対する対策) 平 成 23 年 5 月 17 日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 本年は4~5月に農作業事故が多発しており、特に死亡事故は、過去5年間の平均2.8件に比べ約2倍の6件 (平成23年5月12日現在)となっています。 このため、次の事項に留意のうえ、事故の未然防止に努めてください。 1 資材運搬等の作業中の事故防止 特に、高所からの資材搬出や、ビニール等の開帳など後ろ向きで移動する作業は、 まわりの状況を確認し、身体の安定を保って作業を行う。 2 高齢者の事故防止 ア 本人 ① 加齢により心身機能が変化することを踏まえ、無理のない作業を行う。 ② 長時間の連続作業を避けて、必ず作業の合間に十分な休憩を取る。 ③ 作業がきついと感じたら、無理せず受託組織に委託する。 ④ 携帯電話を持参するなど、家族・消防等へすぐに連絡できるようにする。 ⑤ 一人での農作業は行わない。やむを得ず一人で作業する場合は、あらかじめ 家族に作業場所を告げるようにする。 イ 家族への声がけ ① 家族内で農作業内容の情報共有を図るようにし、高齢者が一人で作業に出ない ように留意する。 3 地域での取組 ア 農作業安全講習会に積極的に参加するとともに、各地域で周りで起こった事故 などについて話し合うことにより日常の農作業に潜む危険性を再認識する。 イ 地域のみんなで、「気を付けて」などの声掛けをし合う。 4 トラクターの事故防止 ア 安全フレーム、安全キャブ、シートベルトの装着を推進する。 イ 田や畑の出入りや畦畔を超えるときには、転倒・転落に注意する。 ウ 追突事故防止のため、夕方は早めにライトを点灯し、トラクターや作業機の 目立つ所に反射材を取り付け他の自動車に注意を促す。 5 機械への巻き込まれ事故の防止 ア 機械調整・点検、詰まり除去時のエンジン停止を徹底する。 イ 服装を整え、機械に巻き込まれないように注意する。 6 その他安全な機械操作の促進等 ア 農業機械操作の基本に立ち返り、慣れによる油断からの事故を防止する。 イ 作業時には、他の作業者や周辺にいる人に与える危険性を考慮に入れ、安全性 が十分確保されているか注意を払う。 ウ 機械を使用する前には、必ず取扱説明書を確認する。 7 労災保険等への加入推進 農作業事故・交通事故が発生すると、受傷した本人ばかりか、農家経済に重大な 影響を及ぼすので、万一の事故に供えて「労災保険」及び「共済等の任意保険」等に 加入する。 │報道機関用提供資料 │ │担 当 課 │構造政策課 │ │ 担当者 │担い手育成グループ 東主幹 │ │ 電話番号 │直通 017-734-9463│ │ │内線 3394 │ │ 報道監 │農林水産部 │ │ │髙原 至智農商工連携推進監 │ │ │内線 3181 │ 【おしらせ】 青森県では臨時農業生産情報をパソコンや携帯電話にメール配信するサービスを実施しています。青森県農業 情報のホームページ「アップルネット」からお申し込み下さい。