臨時農業生産情報 (生育が早まった稲の技術対策) 平成25年7月17日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 県内の水稲は、平年に比べ2日~4日程度早い幼穂形成期を迎え、生育が進んだ水田では低温に最も弱い穂ば らみ期に達しています。 この数日の気温は、平年並みで推移する見込みとなっているものの、最低気温が17℃前後と予想されている 地点があることから、稲の幼穂の大きさを確認し、次のとおり生育ステージに応じた適切な水管理等を徹底して ください。 1 中干しを実施している場合は、直ちに中止し、幼穂形成期から10日間は、水深10cm程度の「幼穂形成 期深水かんがい」を徹底する。 入水にあたっては、水田の水温が急激に低下しないよう徐々に深水とする。 2 穂ばらみ期(幼穂形成期10日後~出穂7日前)は、低温に最も弱い時期なので、平均気温20℃以下、 又は最低気温17℃以下の低温が予想される場合は、15cm以上の深水にして幼穂を保護し、障害不稔の発生 を防止する。 高温が続く場合は、4cm程度の水深にして時々水を入れ替え、根の活力低下を防ぐ。 3 葉いもちが平年より早く見え始めているので、ほ場をよく見回り、発生を認めた場合は、直ちに茎葉散布 剤による防除を行う。
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