臨 時 農 業 生 産 情 報 (大雨に対する事後技術対策) 平成26年8月7日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 8月5日からの大雨により、りんご園地や水田等で浸水・冠水などがみられているので、 次の点に留意して、被害の拡大防止に努めてください。 なお、ほ場の見回り等については、危険な場所には近づかず、安全に十分注意して慎重 に行ってください。 1 共通の対策 浸水や冠水したほ場・園地では、明きょやポンプにより速やかに排水する。 2 りんご等果樹 (1)冠水した園地では、できるだけ早く、果実や葉に付着したゴミを取り除き、泥を清水 で洗い落とす。また、有袋果は除袋してから、これらの管理を行う。 (2)極早生品種の収穫に際して、水に浸かった果実は区別して収穫する。 (3)傷ついたり、腐敗した果実は、速やかに取り除く。 (4)土砂の集積が激しい場合は、樹の根元の土砂を取り除く。 3 水稲 (1)土砂が流入した場合は、速やかに取り除く。 (2)畦畔や用排水路が破損した場合は、速やかに補修する。 (3)浸水や冠水した場合は、いもち病などが発生しやすくなるので防除を徹底する。 4 畑作・野菜・花き (1)果菜類では、草勢低下を防ぐため、摘果や早採りで着果負担を軽減する。 (2)ながいもは、「穴落ち」を速やかに修復する。 (3)露地野菜などの種子等が流出したほ場では、再度は種を行う。 (4)浸水・冠水等により損傷を受けた場合は、病害の防除に努める。 5 畜産 (1)ロールベールサイレージのストレッチフィルムが破損した場合は、破損部分を速やか に補修するとともに、できるだけ早く家畜に給与する。 (2)畜舎が浸水・冠水した場合は、家畜伝染病の発生を予防するため、消毒を徹底する。 (3)冠水等の被害を受けた飼料は、品質を見極め、十分注意して給与する。 6 農地・林地・農林業用施設 (1)農地・林地・農林業用施設が被災した場合は、速やかに被災状況を市町村へ報告する。 (2)被災した農地・林地及び農林業用施設は、身の安全を確保した上で、シートで被災箇所 を覆うなど、被害が拡大しないよう努める。
0807臨時農業生産情報(大雨に対する事後技術対策).jtd (44KB)
0807臨時農業生産情報(大雨に対する事後技術対策).pdf (155KB)