臨 時 農 業 生 産 情 報 (風雪及び融雪に対する技術対策) 平成27年3月9日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 青森地方気象台発表(3月9日6時34分)の「高波と風雪及び融雪に関する青森県気象 情報第1号」によると、発達する低気圧の影響で、9日夜遅くからまとまった雨が降る見込 みです。 また、10日夜から11日にかけて強い冬型の気圧配置となるため、雨は次第に雪に変わ り、風雪が強まる恐れがあります。 今後の気象情報に注意し、次の事項に留意して、被害の防止と軽減に努めてください。 1 共通の融雪対策 急激な融雪に伴い、崩壊の恐れがある農地・林地及び農道・林道並びに増水中の河川など では、事故に巻き込まれないよう十分注意するとともに、異常を発見した場合は、速やかに 市町村等へ連絡する。 2 りんご等果樹 (1)風による枝ゆれなどで、雪害等による折損部が拡大しないよう、支柱等で固定する。 (2)支柱への結束状況を再点検し、ゆるいものは再度結束する。 (3)ぶどうのハウス施設や垣根等は、マイカ線等の締め直しや支柱等による補強を行う。 (4)浸水した園地では、速やかに排水する。 3 水稲・野菜・花き等のハウス (1)ビニール等被覆資材が飛ばないようマイカ線などで補強するとともに、ハウスが倒壊 しないよう支柱を入れる。 (2)ハウス内に融雪水が停滞、流入しないよう、ハウスの周囲に排水溝を設けるなど、排水 対策を徹底する。 4 畜 産 (1)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓などを完全に 閉める。 (2)ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、ブルーシート等で 覆う。 (3)畜舎や飼料庫への融雪水の浸水は、家畜の飼育環境の悪化につながるため、必要に応じ て除雪や溝きりなどにより、排水対策を行う。
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