臨 時 農 業 生 産 情 報 (少雨等に対する技術対策) 平成27年6月24日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 青森県では、4月下旬から降水量が少ない状態が続いています。 青森地方気象台発表(6月22日13時35分)の「少雨に関する青森県気象情報第2号」によると、降水 量が少ない状態は、今後も2週間程度続く見込みです。 今後の気象情報に注意し、次の事項に留意して、農作物の適正な管理に努めてください。 1 水 稲 (1)水不足が予想される地域では、不要なかけ流しとならないように、こまめな水管理に努めるほか、更に用 水不足が進んだ場合に備えて、番水制の実施等を検討する。 (2)排水路の水が再利用可能な地域は、必要に応じてポンプ揚水等を行い、効率的な水利用に努める。 (3)地域全体で節水を心がけながら、畦畔や水尻を補修し、漏水防止に努める。 2 畑作・野菜・花き (1)転作大豆等では、必要に応じてうね間かん水を行う。 (2)生育初期の露地野菜は、干ばつに弱いのでかん水に努める。 (3)トマト等のハウス栽培では、生育に応じた追肥とかん水を行い、草勢を維持する。 (4)野菜類のは種や定植はできるだけ夕方に行う。また、極端に乾燥しているほ場では、かん水後に行うか降 雨を待って行う。 (5)花きのハウス栽培では、マルチなどにより乾燥防止に努め、生育ステージに応じてかん水する。 (6)乾燥が続くと、ハダニ類、アブラムシ類、うどんこ病等の発生が多くなるので、早期発見、早期防除に努 める。 (7)小麦の生育が早まり、刈取適期が6月末から7月中旬頃と見込まれるので、刈り遅れのないようにする。 3 りんご等果樹 (1)苗木や若木は乾燥の影響を受けやすいので、園地の状況を確認し、乾燥している場合は1㎡当たり20リ ットル程度をかん水する。 (2)草からの蒸散を防ぐため、草刈りをこまめに行い、樹冠下に敷き草をする。
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