臨時農業生産情報(大雨に対する技術対策)

              臨 時 農 業 生 産 情 報 
                (大雨に対する技術対策) 
  
                                 平成29年7月21日 
                          青森県「攻めの農林水産業」推進本部 

 青森地方気象台発表から、7月22から23日にかけて、前線が東北地方を南下し、局地的に大雨となる可
能性があるとの気象情報が出されたので、次の事項に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてください。 
 

1 共通の対策 
  地盤が緩み崩壊の恐れがある農地・林地及び農道・林道並びに増水中の河川などには、事故に巻き込まれ 
 ないよう近寄らないようにし、異常を発見した場合は、速やかに市町村等へ連絡する。 

2 水 稲 
  浸水や冠水被害防止のため、排水溝の清掃や補修、畦畔の補強を行う。 

3 野菜・花き 
  ほ場や施設周辺に排水溝を設けるなど、排水に努める。 

4 畜産  
(1)飼料畑の対策
  ア 低地や排水の悪い飼料畑は、排水溝を設けるなどの排水対策を行う。 
  イ 降雨後、飼料畑に停滞している水は、速やかに排水する。 
 
(2)畜舎等の対策
  ア 畜舎に雨水が流入した場合に備え、除ふん作業を済ませ、紙袋の飼料などは浸水しない場所に移動し
   ておく。 
  イ 畜舎が冠水した場合は、家畜伝染病の発生を予防するため、消毒を徹底する。 
  ウ 冠水等の被害を受けた飼料は、品質を見極め十分注意して給与する。 

5 農地・農業用施設 
(1)ため池は、貯水位が高い場合には放流して水位を十分に低下させておくとともに、洪水吐、水門等を点
  検し、通水の阻害となる土砂、ゴミや流木等の除去に努める。  
(2)水路は、水門が適正に閉じているあるいは開いていることを確認し、通水の阻害となる土砂、ゴミや流
  木等の除去に努める。 
 




290721臨時農業生産情報(大雨に対する技術対策).pdf (157KB)

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