臨時農業生産情報 (水稲の低温に対する技術対策) 平成29年8月10日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 青森地方気象台が8月10日に発表した「日照不足と低温に関する青森県気象情報」に よると、県南地域を中心に、気温の低い状態が今後10日間程度続く見込みとなっていま す。 このため、今後の気象状況に十分注意し、次の事項に留意して、水稲の栽培管理に万全 を期してください。 1 出穂前のほ場で、平均気温20℃以下、又は最低気温17℃以下の低温が予想され る場合は、15cm以上の深水にして幼穂を保護し、障害不稔の発生を防止する。 2 出穂・開花期のほ場で、平均気温20℃以下の低温が予想される場合は、10cm 程度の深水管理とする。なお、この時期は最も水を必要とする時期なので、低温でな い場合でも、5~6cm程度の水深を維持し、開花・受精に支障のないようにする。 3 入水に当たっては、昼間止水・夜間かんがいとし、水田の水温が急激に低下しない よう徐々に深水とする。 4 ほ場をよく見回り、畦畔を点検・補強して漏水防止に努める。
170810+稲作臨時情報.pdf (130KB)