臨時農業生産情報(冬期間の風雪及び大雪に対する技術対策)

 臨 時 農 業 生 産 情 報
            (冬期間の風雪及び大雪に対する技術対策)

                                  平成29年11月30日
                            青森県「攻めの農林水産業」推進本部

 県内では、これから本格的な降雪期を迎えますので、日頃から気象情報に注意し、被害の未然防止と軽減に努
めてください。


1 りんご等果樹
(1)苗木は支柱を立てて、枝をひもや縄などで結束する。
(2)成木では、雪害を受けそうな枝には支柱を入れる。また、空洞や裂開の生じている樹には、「かすがい」
  または「ボルト」を用いて補強する。
(3)不用な枝は大枝単位で剪去する。
(4)事前に融雪促進剤を園地に運搬しておく。
(5)大雪の際は、まだ雪が新しく軽いうちに、樹上の雪下ろしや雪に埋もれた枝先の抜き上げを行う。
(6)剪定予定の枝で雪の沈下によって折れそうな場合は、早めに切り取り、直ちに切り口にバッチレートを塗
  布する。

2 野菜・花き等のハウス
(1)倒壊したり被覆資材が飛散しないよう施設の点検、補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強す 
  る。
(2)ハウス内の暖房で落雪を促すとともに、側面に積もった雪は速やかに除排雪する。
(3)破損した場合は、速やかに補修する。
(4)冬期間使用しない場合は、ビニールをはいでおく。

3 畜産
(1)ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、シート等で覆う。
(2)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓などを完全に閉める。

1130臨時農業生産情報(冬期間の風雪及び大雪に対する技術対策).pdf (148KB)

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