臨時農業生産情報(雷と突風に対する技術対策)

臨時農業生産情報(雷と突風に対する技術対策)

平成3 0 年5 月30 日
青森県「攻めの農林水産業」推進本部

青森地方気象台発表(5月30日16時10分)の「雷と突風に関する青森県気象情報

第1号」によると、青森県では、31日昼前から6月1日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨が降る見込みです。
今後、強風等による農作物への影響が懸念されますので、気象情報に十分注意し、次の点に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてください。

1 共通事項
降ひょうの被害を受けた場合は、病気が発生しやすくなるので、農薬使用基準を確認のうえ防除する。

2 りんご等果樹
(1)おうとうの雨よけ施設やぶどうのハウス施設、樹棚などの破損・倒壊を防ぐため、マイカ線等の締め直しや支柱等による補強を行う。
(2)りんごのわい化樹や幼木は、支柱への結束状況を点検し、ゆるんでいる場合は再度結束する。

3 畑作・ 野菜・花き
(1)ビニールハウスやトンネルでは、倒壊したり被覆資材が飛散しないよう施設の点検、補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。
(2)マルチ資材は、飛散しないよう土でしっかり固定する。
(3)施設周辺やほ場に排水溝を設け、排水対策に努める。

4 水稲
4~5cm程度の適水位を維持しながら排水できるよう、ほ場の排水口で調節するとともに、排水路の点検・整備を徹底する。

5  畜産
(1)ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、ブルーシート等で覆う。
(2)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓などを完全に閉める。

0530臨時農業生産情報(雷と突風に対する技術対策)

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