臨時農業生産情報(大雨及び強風に対する技術対策)

臨時農業生産情報(大雨及び強風に対する技術対策)
令和元年6月14日
青森県「攻めの農林水産業」推進本部

青森地方気象台発表(令和元年6月14日16時40分)「大雨と高波に関する青森県
気象情報第1号」によると、青森県では、下北と三八上北を中心に、15日夜遅くから
16日はじめにかけて激しい雨が降り、大雨や強風となる所がある見込みです。
今後の気象情報に注意し、次の事項に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてください。

1 共通の対策
地盤が緩み崩壊の恐れがある農地・林地及び農道・林道並びに増水中の河川など
には近寄らないようにし、異常を発見した場合は、速やかに市町村等へ連絡する。

2 水稲
4~5cm程度の適水位を維持しながら排水できるよう、排水口を調節するとともに、
排水路の点検・整備を徹底する。

3 畑作・野菜・花き
(1)ほ場や施設周辺に排水溝を設けるなど、排水対策に努める。
(2)ビニールハウスやトンネルでは、倒壊したり被覆資材が飛散しないよう点検・
補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。

4 りんご等果樹
(1)施設周辺やほ場に排水溝を設け、排水対策に努める。
(2)園地が冠水した場合は、できるだけ早く、果実や葉に付着したゴミを取り除き、
泥を清水で洗い落とす。
(3)速やかに防風ネットを張り、破れている部分は補修する。
(4)りんごのわい化樹や幼木は、支柱への結束状況を点検し、ゆるんでいる場合は
再度結束する。
(5)ぶどう垣根、なし棚、おうとう雨除け施設等は、支柱等で補強する。

5 畜産
(1)低地や排水の悪い飼料畑は、溝を設けるなどの排水対策を行う。
(2)畜舎に雨水が流入した場合に備え、除ふん作業を済ませ、紙袋の飼料などは
浸水しない場所に移動しておく。
(3)ロールベールサイレージはストレッチフィルムの破損を防ぐため、ブルーシート等
で覆う。

6 農地・農業用施設
(1)ため池は、貯水位が高い場合には放流して水位を十分に低下させておくとともに、
洪水吐、水門等を点検し、通水の阻害となる土砂、ゴミや流木等の除去に努める。
(2)水路は、水門が適正に閉じているあるいは開いていることを確認し、通水の阻害と
なる土砂、ゴミや流木等の除去に努める。

0614臨時農業生産情報(大雨・強風に対する技術対策)

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