臨時農業生産情報(冬期間の風雪及び大雪に対する技術対策)

       臨時農業生産情報(冬期間の風雪及び大雪に対する技術対策)

 

                            令和元年11月29日
                     青森県「攻めの農林水産業」推進本部

 

 県内では、これから本格的な降雪期を迎えますので、日頃から気象情報に注意し、
被害の未然防止と軽減に努めてください。

 

1 りんご等果樹
(1)苗木やわい化樹の幼木は支柱を立てて、枝をひもや縄などで結束する。
(2)成木では、雪害を受けそうな枝には支柱を入れる。また、空洞や裂開の生じて
  いる樹には、「かすがい」または「ボルト」を用いて補強する。
(3)不用な枝は大枝単位で剪去する。
(4)事前に融雪促進剤を園地に運搬しておく。
(5)大雪の際は、まだ雪が新しく軽いうちに、樹上の雪下ろしや雪に埋もれた枝先
  の抜き上げを行う。
(6)剪定予定の枝で雪の沈下によって折れそうな場合は、早めに切り取り、直ちに
  切り口にバッチレートを塗布する。

 

2 野菜・花き等のハウス
(1)倒壊したり被覆資材が飛散しないよう施設の点検、補修を行うとともに、マイ
  カ線や支柱などで補強する。
(2)ハウスに積もった雪は早めに下ろす。また、ハウス内を暖房して融雪を促し、
  落雪を容易にする。
(3)ハウス側面に積もった雪は、速やかに除排雪する。
(4)冬期間利用しないハウスは、できるだけビニールをはいでおく。

 

3 畜産
(1)ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、シート等
  で覆う。
(2)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓など
  を完全に閉める。

 

20191129臨時農業生産情報(冬期間の風雪及び大雪に対する技術対策)

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