臨時農業生産情報(雷と突風及びひょうに対する技術対策)

      臨時農業生産情報(雷と突風及びひょうに対する技術対策)

 

                            令和2年6月16日
                    青森県「攻めの農林水産業」推進本部

 

 青森地方気象台発表(令和2年6月16日6時6分)の「雷と突風及びひょうに関
する青森県気象情報第2号」によると、青森県では、16日夕方にかけて、大気の
状態が非常に不安定となり、積乱雲が発生し、雷の発生するところがある見込みです。
落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨に注意してください。
 今後、強風等による農作物への影響が懸念されますので、気象情報に十分注意し、
次の点に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてください。

 

【事前対策】
1 りんご等果樹
(1) おうとうの雨よけ施設やぶどうのハウス施設、樹棚などの破損・倒壊を防ぐた
 め、マイカ線等の締め直しや支柱等による補強を行う。
(2) りんごのわい化樹や幼木は、支柱への結束状況を点検し、ゆるんでいる場合は
 再度結束する。

 

2 野菜・花き・畑作
(1) ビニールハウスやトンネルでは、倒壊したり被覆資材が飛散しないよう施設の
 点検、補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。
(2) マルチ資材は、飛散しないよう土でしっかり固定する。
(3) 施設周辺やほ場に排水溝を設け、排水対策に努める。

 

3 水稲
 4~5cm程度の適水位を維持しながら排水できるよう、ほ場の排水口で調節する
とともに、排水路の点検・整備を徹底する。

 

4 畜産
(1) ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、ブルーシート
 等で覆う。
(2)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓など
 を完全に閉める。

 

【事後対策】
 降ひょうの被害を受けた場合は、病気が発生しやすくなるので、病気が蔓延しな
いよう、薬剤を散布する。

 

200616 臨時農業生産情報(雷と突風及びひょうに対する技術対策)

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