臨時農業生産情報（雷と突風及びひょうに対する技術対策）
令和２年９月８日
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
青森地方気象台発表（令和２年９月８日０６時０１分）の「雷と突風及びひょうに
関する青森県気象情報 第１号」によると、青森県では、８日昼過ぎから９日明け方
にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。ところにより、竜巻などの
激しい突風や落雷、ひょう、局地的な激しい雨になると予想されるので、今後の気象
情報に注意し、次の事項に留意して、農作物の適切な管理に努めてください。
１ りんご等果樹
（１）防風ネットを張り、破れている部分は補修する。
（２）りんごでは、支柱のぐらつきや主幹との結束状況を点検し、補強する。
（３）ぶどうの垣根、なし棚等は、点検し、支柱等で補強する。
（４）被害果については、損傷程度に応じて区分し、程度の軽いものは生食向けとし、
それ以外の裂果等があるものは加工向けとする。
２ 野菜・花き・畑作
（１）ビニールハウスやトンネルでは、倒壊したり被覆資材が飛散しないよう点検、
補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。
（２）マルチ資材は、飛散しないよう土でしっかり固定する。
（３）施設周辺やほ場に排水溝を設け、排水対策に努める。
（４）ひょうの損傷を受けた野菜等は、病気が発生しやすくなるので、農薬使用基準
を確認のうえ防除する。
３ 水稲
（１）適期刈取に支障のないよう排水対策を徹底する。
（２）倒伏した場合は、できるだけ早く株起こしを行う。
４ 畜産
（１）ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、ブルーシート等で覆う。
（２）畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓などを完全に閉める。
