臨時農業生産情報(雷と突風及びひょうに対する技術対策)

臨時農業生産情報(雷と突風及びひょうに対する技術対策)

令和3年10月27日
青森県「攻めの農林水産業」推進本部

 青森地方気象台発表(2021年10月27日05時15分)「雷と突風及びひょうに関する青森県気象情報 第1号」によると、青森県では、上空の寒気を伴った低気圧の影響により、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。27日昼過ぎから夜遅くにかけて、竜巻などの激しい突風、落雷、ひょう、急な強い雨が予想されるので、今後の気象情報に十分注意し、次の点に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてください。

1 りんご等果樹
(1)防風ネットを張り、破れている部分は補修する。
(2)幼木やりんごのわい化樹は倒木しやすいので、支柱のぐらつきや主幹との結束状況を点検し、補強する。
(3)ぶどうの垣根、なし棚、ハウス施設等は点検し、支柱等で補強する。
(4)樹が倒伏した場合は、根を切らないよう注意しながらできるだけ早く起こし、支柱で支える。
(5)ぶどう等の垣根、支柱等が倒れた場合は、速やかに補修する。
(6)ひょうの被害果については、損傷程度に応じて区分し、程度の軽いものは生食向けとし、それ以外の裂果等があるものは加工向けとする。

2 野菜・花き・畑作
(1)ビニールハウスでは、倒壊したり被覆資材が飛散しないよう施設の点検、補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。
(2)露地野菜のマルチ資材は、飛散しないよう土等でしっかり固定する。
(3)ほ場や施設周辺にある排水溝の点検や整備などの排水対策を行うほか、施設への雨水流入を防ぐために土のうを設置する。

3 畜 産
(1)畜舎に雨水が流入した場合に備え、早めに除ふん作業を済ませ、紙袋の飼料等は浸水しない場所に移動する。
(2)ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、ブルーシート等で覆う。
(3)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓などを完全に閉める。

211027 臨時農業生産情報(大雨と雷及び突風に対する技術対策)

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