臨時農業生産情報(大雪に対する技術対策)
令和4年1月7日
「攻めの農林水産業」推進中南地方本部
中南管内では令和3年12月中旬以降、降雪が続いており、アメダス(弘前)の
1月7日現在の積雪は80㎝を超え、平年の2倍以上となっています。
この大雪により、ハウスの倒壊等が発生しています。被覆しているハウスはすみや
かに点検し、被害の未然防止と軽減に努めてください。
1 野菜・花き等のハウス
(1)倒壊したり被覆資材が破れたりしないよう、すみやかにハウスの点検、補修を
行うとともに、支柱などで補強する。
(2)ハウスに積もった雪は早めに下ろす。また、ハウス内を暖房して融雪を促し、
落雪を容易にする。
(3)ハウス側面に積もった雪は、速やかに除排雪する。
(4)冬期間利用しないハウスは、できるだけビニールをはぐ。
2 りんご等果樹
(1)不要な大枝、剪定予定の枝で雪の沈下によって折れそうな枝や徒長枝は早めに
切り取り、切り口には直ちにバッチレートを塗布する。
(2)大雪の際は、雪が新しいうちに、樹上の雪下ろしや雪に埋もれた枝先を抜き上
げる。
3 畜産
(1)ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、シート等
で覆う。
(2)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓など
を完全に閉める。