臨時農業生産情報(雷と突風及びひょうに対する技術対策)
令和4年6月1日
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
青森地方気象台発表(2022年6月1日16時20分)「雷と突風及びひょうに関する青森県気象情報 第1号」によると、青森県では、2日昼過ぎから夜遅くにかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。竜巻などの激しい突風、落雷、ひょう、急な強い雨に注意してください。 今後、強風等による農作物への影響が懸念されますので、気象情報に十分注意し、次の点に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてください。
1 りんご・特産果樹
(1)おうとうの雨よけ施設やぶどうのハウス施設、りんごのトレリスなどの破損・倒壊を防ぐため、マイカ線等の締め直しや支柱等による補強を行う。
(2)りんごのわい化樹や幼木は、支柱への結束状況を点検し、ゆるんでいる場合は再度結束する。
2 野菜・花き・畑作
(1)ビニールハウスやトンネルでは、倒壊したり被覆資材が飛散しないよう施設等の点検、補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。
(2)マルチ資材は、飛散しないよう土でしっかり固定する。
(3)施設周辺やほ場に排水溝を設け、排水対策に努める。
(4)降ひょうの被害を受けた場合は、病気が発生しやすくなるので、病気が蔓延しないよう、薬剤を散布する。
3 水稲
4~5cm程度の適水位を維持しながら排水できるよう、ほ場の排水口で調節するとともに、排水路の点検・整備を徹底する。
4 畜 産
(1)ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、ブルーシート等で覆う。
(2)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓などを完全に閉める。