野菜畑作生産情報 第3号(要約版) 平成27年6月18日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 ----------------------------------------------------------------------- ◎小麦とにんにくの収穫期が早まっています。適期収穫に努めましょう! ----------------------------------------------------------------------- ○小 麦 1 生育が早まり、刈取適期は6月末~7月中旬頃となる見込み。枯れ上がりの早いほ場が見られるため、収 穫が遅れないようにする。 2 曇雨天が続く場合には、赤かび病の追加防除を行う。薬剤は、収穫までの日数が使用基準以内のものを選 択する。 ○大 豆 1 出芽は、乾燥により一部で遅れが見られるものの概ね順調。 2 中耕・培土は、1回目は本葉2~3枚の展開期に初生(しょせい)葉(よう)のつけ根まで、2回目は本葉5 ~6枚の展開期に第1本葉のつけ根まで土寄せする。 3 害虫の適期防除に努めるほか、排水対策を徹底する。 ○にんにく 1 球径、球重は平年を上回っている。 2 りん球の肥大促進と割れ玉の発生軽減のため、病害虫防除を徹底する。 3 収穫期は、平年より6~10日前後早まる見込みで、一般ほ場では収穫期となったほ場も見られる。 4 収穫時期の判定に当たっては、必ず試し掘りを行い、盤(ばん)茎(けい)部(ぶ)とりん片の尻部がほぼ水平 となる時期に収穫する。 ○ながいも 1 1回目の追肥は、①植付後の日数、②新いもの長さ、③つるの伸長を目安として、適期に行う。 2 採種ほ場は、ウイルス伝搬を防ぐため、10日間隔のアブラムシ類防除を行う。 ○春夏にんじん(トンネル栽培) 1 葉長は、乾燥により平年を下回ったが、葉数及び地下部の生育は平年並となっている。 2 葉の半数以上が地際部まで垂れ下がった頃に試し掘りを行い、M、L級を中心に収穫する。 ○ばれいしょ 1 着蕾期は平年より15日早い5月18日、開花期は13日早い6月1日となった。 2 疫病の予防防除を徹底する。 3 早出し栽培(マルチ栽培)では6月下旬頃に試し掘りを行い、いもの肥大を確かめ て収穫期を決め る。 ○ごぼう 1 草丈、葉数は平年を上回っている。 2 除草、病害虫防除を適期に行う。 ○メロン 1 生育は概ね順調である。 2 こまめな温度管理で生育の促進を図る。特に交配期は最低気温15℃前後を目安に管理する。 3 交配はミツバチ等訪花昆虫を利用するか人工交配を行う。曇雨天が続く場合はホルモン処理を併用する。 ○ね ぎ 1 生育は順調で、草丈、茎径は平年並から上回っている。 2 草勢の維持に努め、培土や追肥を適期に行う。 3 べと病等の防除を徹底する。 ──────────────────────────────────────── ◎メロンやいちごなどの園芸作物で、花粉交配用ミツバチが確保できない場合には、 各地域県民局地域農林水産部まで御相談ください。 ──────────────────────────────────────── ◎ほ場を見回るなど農作物の盗難防止に努めましょう。 ──────────────────────────────────────── ◎決め手は土づくり! 日本一健康な土づくり運動展開中! ──────────────────────────────────────── ◎農薬は適正に使用しましょう。 1 農薬の飛散を防止する! 2 農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てない! 3 農薬を使用する場合には、必ず最新の農薬登録内容を確認! 農薬情報(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/) 農薬登録情報検索システム(http:www.acis.famic.go.jp/index_kensaku.htm) ────────────────────────────────────────
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