平成29年度野菜畑作生産情報(第3号)

       野菜畑作生産情報 第3号(要約版)

                                                      平成29年6月20日         
                                                      青森県「攻めの農林水産業」推進本部

         ┌──────────────────────────────────┐    
         │◎小麦の刈取適期は平年並からやや早まる見込みです。適期収穫に努めまし│   
         │ょう。                                                             │   
         │◎にんにくの収穫期は平年並からやや早まる見込みです。収穫及び乾燥作業│   
         │の準備を計画的に行い、適期収穫に努めましょう。                     │   
         └──────────────────────────────────┘    

○小 麦
 1 刈取適期は7月上旬~中旬頃となる見込みである。枯れ上がりの早いほ場が見られるので、収穫が遅れな
  いようにする。
 2 効率的に収穫作業を行うため、ほ場の排水対策を徹底する。

○大 豆
 1 は種後の出芽は、おおむね順調である。
 2 中耕・培土は、1回目は本葉2~3枚の展開期に初生葉のつけ根まで、2回目は本葉5~6枚の展開期に
  第1本葉のつけ根まで土寄せする。
 3 害虫の適期防除に努めるほか、排水対策を徹底する。

○にんにく
  1 地上部、地下部の生育とも、おおむね平年から上回っているが、一部、地下部の生育が下回っているとこ
  ろがある。
  2 りん球の肥大促進と割れ玉の発生軽減のため、病害虫防除を徹底する。
  3 収穫期は、平年並からやや早まると見込まれる。
  4 収穫遅れとならないよう、盤茎部とりん片の尻部がほぼ水平となる時期に収穫できるよう、早めに試し掘
  りを行い確認する。

○ながいも
 1 1回目の追肥は、①植付後の日数、②新いもの長さ、③つるの伸長を目安として、適期に行う。
 2 採種ほ場は、ウイルスの伝搬を防ぐため、10日間隔でアブラムシ類の防除を行う。

○春夏にんじん(トンネル栽培)
 1 生育は順調で、地上部は平年を上回っている。地下部は、根長が平年をやや下回ったものの、根茎、根重
  は上回っている。
 2  葉の半数以上が地際部まで垂れ下がった頃に試し掘りを行い、M、L級が中心になった頃に収穫する。

○ばれいしょ 
  1 生育は順調で、草丈は平年を上回っている。
  2 着蕾期は平年より7日早い5月24日、開花期は平年より3日早い6月8日となった。
 3 疫病の予防防除を徹底する。
 4 早出し栽培(マルチ栽培)では6月下旬頃に試し掘りを行い、いもの肥大を確かめて収穫期を決める。

○ごぼう
 1 は種作業が遅れたため、草丈、葉数は平年を下回っている。 
  2 除草、病害虫防除を適期に行う。

○メロン
  1 トンネル栽培(5月上旬定植)では、主づる長及び主づるの葉数が過去3か年の平均より下回っている。
  着果節位の開花期となっており、開花は順調である。
  2 こまめな温度管理で生育の促進を図る。特に交配期は最低気温15℃前後を目安に管理する。
  3 交配はミツバチ等訪花昆虫を利用するか人工交配を行う。曇雨天が続く場合はホルモン処理を併用する。

○ね ぎ
  1 3月下旬定植、4月下旬定植とも、生育はおおむね順調である。
 2 草勢の維持に努め、培土や追肥を適期に行う。
 3 べと病等の防除を徹底する。

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       ◎メロンやいちごなどの園芸作物で、花粉交配用ミツバチが確保できない場合には、      
       各地域県民局地域農林水産部まで御相談ください。
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      ◎ほ場を見回るなど農作物の盗難防止に努めましょう。
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      ◎決め手は土づくり! 日本一健康な土づくり運動展開中!
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      ◎農薬は適正に使用しましょう。
         1 農薬の飛散を防止する!
        2 農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てない!
       3 農薬を使用する場合には、必ず最新の農薬登録内容を確認!  
               【農薬情報】(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/)
               【農薬登録情報提供システム】(https://pesticide.maff.go.jp/)
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