平成30年度野菜畑作生産情報(第2号)

野菜畑作生産情報第2号(要約版)

                             平成3 0 年5 月1 8 日
                              青森県「攻めの農林水産業」推進本部
 
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 ◎小麦の出穂期がやや早まる見込み。赤かび病の適期防除に努めましょう!
 ◎野菜の生育はおおむね順調。適正管理を徹底しましょう!
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○小麦
1 出穂期は、平年並からやや早まる見込みである。
2 うどんこ病の防除は、病斑が止葉直下葉に発生したら、直ちに薬剤散布を行う。
3 赤かび病の防除は、開花始めから開花期に1回目、その7日後に2回目の薬剤散布
 を行う。
4 湿害防止のため、ほ場の排水に努める。
5 今後の登熟状況に注意し、適期収穫に備える。
○にんにく
1 りん片分化期が平年より早く到達した。生育は平年並から上回っており、順調であ
 る。
2 春腐病は、降雨前の予防防除を徹底する。さび病は、効果持続期間が長い薬剤を散
 布して、病勢の進行を抑える。
3 抽だいが始まったら、とうを摘み取り、球の肥大を促す。
○ながいも
1 普通栽培の植付適期は5月中旬~6月上旬なので、計画的に植え付ける。ただし、
 切いもの場合は、地温が低いと種いもの腐敗を招きやすいため、5月下旬~6月上旬
 に植え付ける。
2 頂芽付小型1年子の早植栽培(4月下旬~5月上旬植付)の基肥は、萌芽が50%
 程度の時期に施用する。
○春夏にんじん
1 生育は、地上部が平年を上回り、地下部が並で、おおむね順調である。
2 トンネル栽培では、本葉5~6枚時までに1本立てとする。トンネル開閉による温
 度管理を徹底し、6月上旬(平均気温15℃以上)をめどに除覆する。追肥は、本葉
 5~6枚時に行う。
3 べたがけ栽培では、本葉3~4枚時までに1本立てとする。除覆は本葉5~6枚時
 を目安とするが、この時期に低温が予想される場合は、本葉7枚頃まで除覆せず保温
 に努める。追肥は、本葉3~4枚時と5~6枚時に行う。
○春だいこん
1 生育は、地上部が平年並、地下部が下回っているが、おおむね順調である。
2 根部の肥大状況を確認しながら適期に収穫する。
3 キスジノミハムシの発生が見られるほ場では、トンネル除去後、早めに防除する。
○ばれいしょ
1 萌芽期は平年より4日早く、生育は平年並で、順調である。
2 1回目の中耕・培土は、草丈10㎝頃を目安に行い、2回目は、着蕾期に窒素成分
 で10a当たり4~5kg追肥してから行う。
○メロン
1 トンネル栽培では、定植作業が平年並に進んでおり、定植後の活着も良好で、生育
 はおおむね順調である。
2 トンネル内温度は15~30℃を目標に換気し、雌花の確保と生育促進に努める。
3 蜂の動きが活発でないときは人工交配を行う。また、不順天候の場合はホルモン処
 理を併用する。

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◎メロンやいちごなどの園芸作物で、花粉交配用ミツバチが確保できない場合には、
 各地域県民局地域農林水産部まで御相談ください。
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◎決め手は土づくり! 日本一健康な土づくり運動展開中!
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◎農薬は適正に使用しましょう。
1 農薬の飛散を防止する!
2 農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てない!
3 農薬を使用する場合には、必ず最新の農薬登録内容を確認!
 【農薬情報】(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/
 【農薬登録情報提供システム】(https://pesticide.maff.go.jp/
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◎春の農作業安全運動を展開中です(4月1日~5月31日)
 例年、4~5月は、農作業事故が多くなる時期となっています。
1 70歳以上の方による農作業事故が増加しています。農作業は焦らず、急がず、
 慎重に!
2 機械操作や高所作業等においては、ヘルメットを着用しましょう!
3 万一の事故に備えて、労災保険や農機具共済等に加入しましょう!
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◎農業保険(農業共済及び収入保険)への加入について~
1 農業共済
 「農業共済」は、自然災害等により農作物・家畜・園芸施設に損害が生じた場合
 に共済金が支払われる制度です。
2 農業経営収入保険
 平成31年から新たに始まる「農業経営収入保険」は、農業者が自ら生産した農
 産物の販売収入全体を対象とし、自然災害に加え、価格低下などにより収入が一定
 割合以上減少した場合に補填金が支払われる制度です。
 加入には、青色申告が条件となっており、平成31年分の申請は、30年10月
 から11月となっています。
 ※詳しくは、地域の農業共済組合にお問い合わせください。
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野菜畑作生産情報第2号(要約版)

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