平成30年度野菜畑作生産情報(第4号)

野菜畑作生産情報第4号(要約版)
                          平成3 0 年7 月1 9 日
                       青森県「攻めの農林水産業」推進本部

──────────────────────────────────────────
◎大豆ほ場の排水対策を徹底しましょう!
◎ながいもの追肥は、新いもの長さを確認して適期に行いましょう
──────────────────────────────────────────

○大豆
1 草丈及び主茎長は平年並で、葉数は平年を下回っている。
2 大雨などで滞水しないよう、明きょと排水溝を点検し、排水対策を徹底する。
3 生育の遅れているほ場では、すみやかに中耕・培土作業を行い、生育量確保に努め
 る。
4 べと病、アブラムシ類及び食葉性害虫などの病害虫は、発生状況を確認して適期防
 除に努める。

○ながいも
1 生育は、萌芽揃期は平年より早く、順調である。
2 早植栽培(頂芽付1年子)の第1回目の追肥時期は、新いも長5cmを目安とし、第
 2回目以降の追肥は、12日~14日間隔で行う。
3 普通栽培(頂芽切除)の第1回目の追肥時期は、新いも長10~15cmを目安とし、2
 回目、3回目の追肥は、10日間隔で行う。
4 台風などによる強風や大雨に備え、ネットや支柱の補強など、排水対策を徹底する。

○ばれいしょ
1 生育は順調で、いも数及びいも重は平年並である。
2 収穫まで期間があるほ場では疫病の防除を行う。曇雨天が続く場合には、疫病の発
 生が急激に増加するので、7~10日以上間隔があかないよう降雨の合間に予防防除
 を行う。
3 収穫は、茎葉が黄変し、枯れ上がってから10日後くらいに行う。

○ごぼう
1 草丈が平年を下回っているものの、生育は順調である。
2 黒斑細菌病、黒条病、アブラムシ類の発生に注意し、早期発見、早期防除に努める。

○夏だいこん
1 出芽は良好で、生育は順調である。
2 軟腐病、キスジノミハムシの防除を徹底し、コナガ、アオムシなどの害虫の発生に
 注意し、早期発見、早期防除に努める。

○夏秋トマト(雨よけ栽培)
1 生育は、6月中旬、7月上旬の日照不足の影響で、平年よりやや遅れている。
2 着果負担による草勢の低下や中位葉の葉先枯れが見られ、灰色かび病の発生が多い。
3 追肥及びかん水は、水分要求量が高くなる午前8時~9時頃に行う。
4 ハウス内の高温に注意し、サイドの開放と併せて、肩換気やツマ面換気も行う。
5 病害虫の早期発見・早期防除に努める。

○メロン(雨よけ栽培)
1 トンネル栽培(4月下旬~5月上旬定植)の生育は概ね順調である。
2 収穫は、着果後の日数や外観、試し切りによる糖度・肉質の状況などから判断し、
 収穫遅れにならないようにする。朝夕の果温が低いうちに収穫する。

○ねぎ
1 3月下旬定植では、収穫期に達しており、4月下旬定植では、草丈及び茎径が平年
 を上回っており、生育は順調である。
2 べと病、黒斑病等の早期発見に努め、各病害虫に効果的な薬剤を選択し防除する。
3 最終培土は、太さ20~22mm、収穫20~30日前を目安に行う。

──────────────────────────────────────────
◎ほ場を見回るなど農作物の盗難防止に努めましょう。
──────────────────────────────────────────
◎決め手は土づくり! 日本一健康な土づくり運動展開中!
──────────────────────────────────────────
◎農薬の使用に当たって、
 農薬は適正に使用しましょう。
 農薬の飛散を防止しましょう。
 農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てないようにしましょう。
 クロルピクリン剤など土壌くん蒸剤を使用する際は、必ずポリエチレンフィルム等(厚
 さ0.03mm以上または難透過性の資材)で被覆してください。
 農薬を使用する場合には、必ず最新の農薬登録内容を確認してください。
【農薬情報】(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/
【農薬登録情報提供システム】(https://pesticide.maff.go.jp/
──────────────────────────────────────────
◎農作業中は熱中症に気をつけましょう。
1 日中の暑い時間帯は作業を避けるとともに休憩をこまめに取る!
2 通気性の良い作業着や帽子を着用し、汗で失われる水分や塩分を十分に補給する!
──────────────────────────────────────────
◎農業保険(農業共済及び収入保険)への加入について~
1 農業共済
 「農業共済」は、自然災害等により農作物・家畜・園芸施設に損害が生じた場合
 に共済金が支払われる制度です。
2 農業経営収入保険
 平成31年から新たに始まる「農業経営収入保険」は、農業者が自ら生産した農
 産物の販売収入全体を対象とし、自然災害に加え、価格低下などにより収入が一定
 割合以上減少した場合に補填金が支払われる制度です。
 加入には、青色申告が条件となっており、平成31年分の申請は、30年10月
 から11月となっています。
※詳しくは、地域の農業共済組合にお問い合わせください。
──────────────────────────────────────────

H30野菜畑作生産情報第4号(本文)

H30野菜畑作生産情報第4号(要約版)

この記事に関するご意見・ご質問はこちらまで

facebookでシェア Xでシェア