平成30年度野菜畑作生産情報(第6号)

野菜畑作生産情報第6号(要約版)
                         平成3 0 年9 月2 0 日
                         青森県「攻めの農林水産業」推進本部
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◎小麦は適期は種で越冬前の生育を確保しましょう!
◎病害虫防除や、台風等大雨に備えて排水対策を徹底しましょう!
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○大豆
1 生育は、草丈がほぼ平年並、稔実莢数がほぼ平年並から少なめとなっている。
2 台風や大雨などでほ場に滞水しないよう、排水対策を徹底する。
3 汚粒の原因となる雑草や青立ち株を収穫前に抜き取るとともに、適期収穫に向けコ
 ンバインなどの準備を進める。
○小麦
1 紅色雪腐病の防除のため、薬剤による種子消毒を行う。
2 明きょや弾丸暗きょ、心土破砕などの排水対策を必ず実施する。
3 は種作業は9月25日頃までに終え、越冬前の生育量を確保する。
○ながいも
1 生育は、平年を上回っており、順調である。
2 葉渋病、炭疽病、ナガイモコガの発生が見られる。
3 今後のいも肥大に重要な茎葉を確保するため、病害虫防除に努める。
4 採種ほ場では、ウイルスり病株の抜取りや媒介するアブラムシ類の防除を徹底する。
5 台風や大雨に備え、ネットや支柱の補強、明きょなどによる排水対策を徹底する。
6 植溝が陥没した場合は、速やかに埋め戻す。
○にんにく
1 植付作業は、気象情報を参考に遅れないよう計画的に進め、10月上旬までに終わる。
2 黒腐菌核病やチューリップサビダニ等の病害虫防除のため、必ず種子消毒を行い、
 被害種子は絶対に植付けしない。
○秋冬だいこん
1 生育は、平年を上回っており、順調である。
2 白さび病、キスジノミハムシ、アブラムシ類等の病害虫の早期発見・早期防除に努
 める。
○秋にんじん
1 生育は、平年を上回っており、順調である。
2 黒葉枯病、ヨトウムシの早期発見・早期防除に努めるとともに、試し掘りを行い、
 適期に収穫する。
○ごぼう
1 生育は、草丈が平年並で、葉数が平年を下回っているが、概ね順調である。
2 黒斑細菌病などの防除に努める。
○夏秋トマト
1 生育は、津軽地域では10~11段果房の収穫期で平年並、県南地域では7~8段
 果房の収穫期で遅れ気味となっている。
2 全体的に小玉傾向で、出荷量は減少している。
3 9月下旬以降は、裂果防止のため、かん水を控え、追肥は中止する。
4 灰色かび病、葉かび病、コナジラミ類等の病害虫の防除を徹底する。
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◎ほ場を見回るなど農作物の盗難防止に努めましょう。
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◎日本一健康な土づくり強化月間(9月~11月)
 安全・安心な農産物を安定して生産するためには、土づくりが重要です。堆肥の施用
 や土壌診断などにより、健康な土づくりに取り組みましょう。
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◎秋の農作業安全運動展開中!(8月15日~10月31日)
1 慣れた作業でも油断せず、注意して行いましょう。
2 必ず、作業の合間に十分な休憩を取りましょう。
3 自分を過信しすぎず、無理のない作業を行いましょう。
4 一人での作業は避け、やむを得ず一人で作業を行う場合は、家族に作業場所を伝
 え、携帯電話を持ちましょう。
5 家族や周りの人など、地域全体で注意を呼び掛けましょう。
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◎農薬の使用に当たって、
 農薬は適正に使用しましょう。
 農薬の飛散を防止しましょう。
 農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てないようにしましょう。
 クロルピクリン剤など土壌くん蒸剤を使用する際は、必ずポリエチレンフィルム等
 (厚さ0.03mm以上または難透過性の資材)で被覆してください。
 農薬を使用する場合には、必ず最新の農薬登録内容を確認してください。
 【農薬情報】(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/
 【農薬登録情報提供システム】(https://pesticide.maff.go.jp/
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◎農業保険(農業共済及び収入保険)への加入について~
1 農業共済
 「農業共済」は、自然災害等により農作物・家畜・園芸施設に損害が生じた場合
 に共済金が支払われる制度です。
2 農業経営収入保険
 平成31年から新たに始まる「農業経営収入保険」は、農業者が自ら生産した農
 産物の販売収入全体を対象とし、自然災害に加え、価格低下などにより収入が一定
 割合以上減少した場合に補填金が支払われる制度です。
 加入には、青色申告が条件となっており、平成31年分の申請は、30年10月
 から11月となっています。
※詳しくは、地域の農業共済組合にお問い合わせください。
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H30野菜畑作生産情報第6号本文
H30野菜畑作生産情報第6号要約版

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