花き生産情報第２号
平成２７年５月２０日発表
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
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ハウスなどの施設内の温度変化が激しい時期です。適正な温度管理等によ
り高品質な花きを生産しましょう。
土壌診断に基づいた肥料設計で、バランスの良い土づくりに努めましょう。
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│夏秋ギク│
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１ 生育状況
生育は概ね平年並で、育苗・定植作業は順調に行われた。病害虫の発生はほとんど見られない。
表１ 定植月日
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場 所 年 次 品 種 定植月日 栽植本数 仕立て方法
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新 郷 村 本 年 精の一世 ４月１５日 3,468本/a 無摘心
前 年 精の一世 ４月１９日 3,550本/a 無摘心
平 川 市 本 年 岩の白扇 ５月 ２日 3,200本/a 無摘心
前 年 岩の白扇 ４月２３日 3,200本/a 無摘心
平 年 岩の白扇 ４月２５日 2,887本/a 無摘心
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（注）新郷村の平年値：本年より品種変更したため、なし
平川市の平年値：平成２０年～２６年の平均値
２ 今後の作業
（１）芽かき
わき芽は、頂芽の花芽ができて５～７日すると伸びてくるので、小さいうちにかき取る｡
（２）ビーナイン処理（施設栽培のみ）
花首の伸びやすい品種では、ビーナイン顆粒水溶剤等を散布し、品質向上に努める。
（３）病害虫防除
白さび病やアブラムシ類、アザミウマ類、ハモグリバエ類が多発する時期なので、過湿や多肥を避け、
適期防除に努める。
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│秋 ギ ク│
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１ 今後の作業
（１）苗の養成
採穂に当たっては、太さが揃い充実したものを選択する。さし芽は、長さ５ｃｍ程度に調整し、２×２
ｃｍ程度の間隔で行う。
（２）定植床の準備
ア １０月出荷の作型の定植時期は、６月上旬～下旬なので、計画的に作業を進める。
イ 定植床は、土壌酸度の矯正などの土づくりを行い、基肥を定植２週間前までに施して土に十分なじま
せておく。
（３）定植
ア 定植の２～３日前には、定植床に十分かん水しておく。
イ 苗は、１～２ｃｍ程度発根した苗を定植する。老化苗は、活着が悪くなるので使用しない。
ウ 定植後は、軽くかん水して活着を早める。
（４）定植後の温度管理
日中は２５℃以上にならないように管理する。
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│トルコギキョウ│
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１ 生育状況
越冬栽培の生育は順調である。
春播き栽培の定植作業は概ね順調に行われており、株の生育は良好である。病害虫の発生は見られない。
表２ 定植月日
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場 所 品 種 等 年 次 は種日 定植月日 採植本数
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青 森 市 本 年 はるか ２月 ３日 ４月１１日 3,333本/a
前 年 ｼｭｰｸﾘｰﾑ １月３０日 ４月 ３日 3,333本/a
一昨年 ｼｭｰｸﾘｰﾑ １月２９日 ４月２５日 3,333本/a
田舎館村 本 年 ｾﾚﾌﾞﾋﾟﾝｸ ２月２５日 ４月２４日 2,805本/a
前 年 ｾﾚﾌﾞﾋﾟﾝｸ ２月２４日 ４月１９日 2,805本/a
一昨年 ｾﾚﾌﾞﾋﾟﾝｸ ２月 ３日 ４月１６日 2,560本/a
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（注）品種変更により平年値なし。
２ 今後の作業
（１）定植
ア ９～１０月出荷作型では６月下旬までに定植する。
イ 苗は、展開葉４枚までのものを使用する。老化した苗は定植後の生育が劣るので使用しない。
ウ 定植後の水分不足は、切り花品質の低下を招くので、定植の数日前に十分かん水してから定植する。
（２）かん水
発らいまでは、乾燥させないように管理する。
（３）温度管理
気温が２５℃以上になると生育の停滞やロゼットの要因となるので、換気等温度管理を徹底する。
（４）病害虫防除
立枯性病害は、多肥や過湿により発生しやすいので、施肥、換気、かん水などの管理を適正に行うとと
もに、発生が見られたら株を抜き取り処分する。
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│土 づ く り│
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ハウス等のほ場では、肥料成分の過剰蓄積がみられるため、ほ場の準備にあたっては、土壌診断を行い残留
している肥料成分や堆肥に含まれる肥料成分を考慮し、施肥量を調整する。
花き生産指導情報第３号は平成２７年６月１８日発行の予定です。
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◎農薬危害防止運動（５月１日～８月３１日）
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