花き生産情報第１号
平成２９年４月２０日発表
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
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施設内の温度変化が激しい時期です。適正な栽培管理により高品質な花きの生産に努めましょう。
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☆夏秋ギク
１ 生育状況
８月上旬出荷の作型で使用する苗の生育は順調であり、病害虫の発生はほぼ見られていない。
２ 今後の作業
（１）育苗
ア 挿し芽は定植２週間前から行い、その後、最高温度２５℃を目安にこまめな換気等を心がける。定植
１週間前からは１０℃前後まで温度を下げ、順化させる。
イ 白さび病の発生防止のため、定植前に薬剤による予防散布を行う。
（２）定植
ア アザミウマ類の発生を防止するため、ほ場や施設周辺の古株や雑草などの残さは、速やかに片づけ
る。
イ ８月上旬出荷の作型では、定植を４月下旬～５月上旬の間に行う。
（３）定植後の管理
４月から５月は、天候が不安定でハウス内の温度変化が激しい時期なので、ハウスの開閉をこまめに行
い、適正な温度管理に努める。また、低温や降霜が予想されるときは、ストーブ等による加温の実施や
被覆資材で保温する。
☆トルコギキョウ
１ 生育状況
春定植における苗の生育は順調で、定植作業は平年並みの３月下旬から始まっており、病害虫の発生は見ら
れていない。
２ 今後の作業
（１）育苗
ア は種直後は発芽適温である２０～２５℃で管理し、発芽が揃った後は徐々に温度を下げ、１５～
２０℃で管理する。
イ 育苗中は用土が乾燥しないように注意し、十分かん水する。
（２）ほ場の準備
ア 土壌酸度の矯正及び基肥の施用は土壌診断に基づき定植２週間前までに済ませ、土に十分なじませて
おく。
イ 土壌消毒を行ったほ場では、土壌中の窒素量が増加するため、基肥の量を減らす。
ウ 初期の水分が不足すると、根の生育が抑制され、切り花品質が劣るので、うねを作る前から水分が下
層部へ行き渡るように十分かん水する。
エ 活着促進のため、早めにマルチングを行って、地温の確保に努める。
（３）定植
ア ８月上旬出荷の作型では、４月下旬までに定植する。
イ 老化苗は生育が劣るので、本葉が４枚展開するまでに定植する。
ウ 植え付けは深植えとせず、また、株元を強く押さえないようにする。植え付け後は、土と苗をなじま
せる程度に軽くかん水する。
（４）定植後の管理
ア 発らいまでは乾燥させないように水管理する。
イ 低温時には、トンネル、カーテン等により保温に努める。
ウ 追肥は、生育の状況を見ながら発らい期頃までに行う。
花き生産情報第２号は平成２９年５月１８日発行の予定です。
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◎決め手は土づくり！ 日本一健康な土づくり運動展開中！
ほ場の準備に当たっては、土壌診断に基づいた土づくりに努めましょう。
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◎農薬の使用に当たって
農薬は適正に使用しましょう。
農薬の飛散を防止しましょう。
農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てないようにしましょう。
農薬を使用する場合には、必ず最新の農薬登録内容を確認してください。
【農薬情報】（http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/）
【農薬登録情報提供システム】（https://pesticide.maff.go.jp/）
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◎春の農作業安全運動を展開中です（４月１日～５月３１日）
例年、４～５月は、農作業事故が多くなる時期となっています。
体調やまわりの状況を確認し、安全な農作業に努めましょう。
１ 高齢者の事故多発！農作業は、あせらず、急がず慎重に！！
２ ほ場への出入りや傾斜地は要注意！機械の転倒・転落を防ごう！
３ 機械点検時には、エンジン停止！機械への巻き込まれに注意！
４ 高所作業の際には、周りの状況を確認し、身体の安全を保ちましょう！
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花き生産情報第１号.pdf (416KB)
花き生産情報第１号【要約版】.pdf (298KB)
