花き生産情報第6号 平成29年9月20日発表 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 ──────────────────────────────────────────── 適正な温度管理と病害虫の防除により高品質な花きの生産に努めましょう。 ──────────────────────────────────────────── ☆秋ギク 1 生育状況 生育は概ね順調である。 病害虫は白さび病や灰色かび病、ヤガ類、アザミウマ類、ハダニ類が散見される。 表2 生育調査(9月11日現在) ─────────────────────────────────────── 場 所 年 次 品 種 定植月日 草 丈 葉 数 備 考 (月日) (cm) (枚) ─────────────────────────────────────── 八戸市 本 年 神馬2号 7月18日 77.8 43.4 無摘心 前 年 神馬2号 7月19日 80.2 46.8 無摘心 五所川原市 本 年 神 馬 7月3日 96.4 50.4 2本仕立て 前 年 神 馬 7月4日 97.7 52.9 2本仕立て 平 年 神 馬 7月6日 90.7 47.2 2本仕立て ─────────────────────────────────────── (注)八戸市の平年値:平成28年から調査場所の変更によりなし 五所川原市の平年値:平成22~28年の平均値 2 今後の作業 (1)芽かき ハウス内の温度は、夜温が15℃以下にならないように管理する。 (2)病害虫の防除 白さび病、灰色かび病の予防散布を定期的に行うほか、ヤガ類、アザミウマ類等の 早期発見・早期防除に努める。 病害虫の被害を受けた株や生育の劣る株は、被害の拡大を防ぐために、速やかに抜 き取る。 (3)収穫 収穫適期は3分咲きを目安とするが、出荷先により異なるため、事前に確認する。 ☆夏秋ギク 1 今後の作業 (1)苗床の準備 日当たりと排水の良いハウスに苗床を作る。親株を伏せ込む2週間前までに、1ア ール当たり完熟堆肥を250~300kg、窒素、りん酸、カリを成分で0.5~1.0kg、施用す る。 (2)伏せ込み 健苗を確保するため、親株には病害虫の被害のない健全なものを選び、10月下旬ま でに伏せ込みを行う。 次回の「花き生産指導情報第7号」は平成29年10月19日発行の予定です。 ─────────────────────────────────────── ◎決め手は土づくり! 日本一健康な土づくり運動展開中! ─────────────────────────────────────── ◎農薬は適正に使用しましょう。 1 農薬の飛散を防止する! 2 農薬は使い切り、河川等へ絶対捨てない! 3 農薬を使用する場合には、必ず最新の農薬登録内容を確認! 農薬情報(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/) 農薬登録情報提供システム 【詳細検索】(http://www.acis.famic.go.jp/search/vtllp301.jsp) 【作物名検索】(http://www.acis.famic.go.jp/search/vtllp101.jsp) ─────────────────────────────────────── ◎農作業中は熱中症に気をつけましょう。 1 日中の暑い時間帯は作業を避けるとともに休憩をこまめに取る! 2 通気性の良い作業着や帽子を着用し、汗で失われる水分や塩分を十分に補給する! ───────────────────────────────────────
花き生産情報第6号.pdf (278KB)
花き生産情報第6号【要約版】.pdf (267KB)