花き生産情報第5号(令和元年8月20日)

令和元年8月20日発表
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
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気象情報に留意し、ハウス内の適正な温湿度管理を徹底しましょう。
切り花の品質保持のため、収穫は涼しい時間帯に行いましょう。
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1 夏秋ギク
(1)今後の作業
・これから収穫するキクについては、白さび病の予防とともに、アザミウマ類、ヤ
ガ類等の発生に注意し、早期発見、早期防除に努める。
・収穫が終わった株を翌年の親株にする場合は、健全な株を残し、刈り込みと追肥
を行う。
2 秋ギク
(1)生育状況
生育は順調である。
病害虫は、ハダニ類、アブラムシ類が散見される。
(2)今後の作業
・わき芽は、小さいうちにかき取る。
・施設で花首の伸びやすい品種を栽培している場合は、ビーナイン顆粒水溶剤等を
散布する。
・奇形花の発生を防ぐため、高温時には換気を十分に行い、必要に応じて循環扇や
寒冷紗等を活用し、施設内温度を少しでも低く管理する。
・白さび病、アザミウマ類、ヤガ類等の発生に注意し、早期発見、早期防除に努め
る。
3 トルコギキョウ
(1)今後の作業(これから収穫するトルコギキョウについて)
・発らい後はしおれない程度にかん水を減らし軟弱徒長を防ぐ。
・ハウス内が高温・過湿にならないように適正な温湿度管理に努める。
・涼しい時間帯に収穫し、速やかに鮮度保持剤による前処理を行う。
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◎農作業中は熱中症に気をつけましょう。
1 日中の暑い時間帯は作業を避けるとともに休憩をこまめに取る!
2 通気性の良い作業着や帽子を着用し、汗で失われる水分や塩分を十分に補給する!
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◎秋の農作業安全運動展開中!(8月15日~10月31日)
1 慣れた作業でも油断せず、注意して行いましょう。
2 必ず、作業の合間に十分な休憩を取りましょう。
3 自分を過信せず、無理のない作業を行いましょう。
4 一人での作業は避け、やむを得ず一人で作業を行う場合は、家族に作業場所を伝
え、携帯電話を持ちましょう。
5 家族や周りの人など、地域全体で注意を呼び掛けましょう。
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◎農薬は適正に使用しましょう。
1 使用する際は、必ず最新の登録内容を確認しましょう。
【農薬情報】(http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_info/
【農薬登録情報提供システム】(https://pesticide.maff.go.jp/
2 飛散防止に努め、住宅地等の近隣で使用する際は、事前に周囲に知らせましょう。
3 クロルピクリン剤など土壌くん煙剤を使用する際は、必ず厚さ0.03mm以上又は難
透過性の被覆資材で被覆しましょう。
4 市販の除草剤には、農作物等の栽培管理に使用できない「非農耕地専用除草剤」
があるので、注意しましょう。
5 農薬は使い切りを徹底し、河川等には絶対に捨ててはいけません。
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◎~農業保険(農業共済及び収入保険)への加入について~
自分にあったセーフティネットに加入し、農業経営に万全の備えを!
1 農業共済
「農業共済」は、自然災害等により農作物・家畜・園芸施設に損害が生じた場合に
  補償される制度です。
2 農業経営収入保険
令和元年から始まった「農業経営収入保険」は、自然災害に加え、農産物の価格
 低下などにより販売収入が減少した場合に補償される制度です。加入には、青色
 申告の実績が条件となっています。
※ 詳しくは、お近くの農業共済組合にお問い合わせください。
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◎ほ場を見回るなど農作物の盗難防止に努めましょう。
◎決め手は土づくり! 日本一健康な土づくり運動展開中!
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R1花き生産情報第5号(本文)
R1花き生産情報第5号(要約版)

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