畑作・野菜・花き生産情報第3号(要約版)
令和4年6月20日
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
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◎ 小麦の刈取適期は7月初めからとなる見込みです。適期収穫に努めよう。
◎ にんにくの収穫期は平年より早まっています。収穫及び乾燥作業の準備を計画的に行い、適期収穫に努めよう。
◎ 高品質な花きの生産に向けて換気や遮光をこまめに行うなど、施設内の温湿度管理を徹底するとともに、病害虫の早期発見・早期防除に努めよう。
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○小麦
1 刈取適期は7月初めからとなる見込みである。品質が低下しないよう適期に収穫する。
2 効率的に収穫作業を行うため、ほ場の排水対策を徹底する。
○大豆
1 は種後の出芽は、順調である。
2 中耕・培土は、1回目は本葉2~3枚の展開期に初生葉のつけ根まで、2回目は本葉5~6枚の展開期に第1本葉のつけ根まで土寄せする。
3 害虫の適期防除に努めるほか、排水対策を徹底する。
○にんにく
1 地下部の肥大は平年を大幅に上回っていることから、収穫期は、平年より早まっている。
2 りん球の肥大促進と割れ玉の発生軽減のため、病害虫防除を徹底する。
3 盤 茎 部とりん片の尻部がほぼ水平となる収穫適期に収穫できるよう、早めに試し掘りを行い確認する。
○ながいも
1 1回目の追肥は、①植付後の日数、②新いもの長さ、③つるの伸長を目安として、適期に行う。
2 採種ほ場は、ウイルスの伝搬を防ぐため、10日間隔でアブラムシ類の防除を行う。
3 大雨に備え、明きょを排水溝へ接続するなどの対策を徹底する。また、植溝が陥没した場合は、速やかに埋め戻す。
○春夏にんじん(トンネル栽培)
1 地上部、地下部ともに、平年を上回っており、生育は順調である。
2 葉の半数以上が地際部まで垂れ下がった頃に試し掘りを行い、M、L級が中心になった頃に収穫する。
○ばれいしょ
1 草丈、茎数は平年をかなり下回っている。
2 疫病の防除を徹底する。
3 早出し栽培(マルチ栽培)では6月下旬頃に試し掘りを行い、いもの肥大を確かめて収穫期を決める。
○ごぼう
1 は種期が遅れたことで、草丈、葉数は平年を大幅に下回っている。
2 除草、病害虫防除を適期に行う。
○メロン
1 トンネル栽培(4月下旬定植)では、主づる長、主づるの葉数ともに平年をやや上回り、生育は順調である。着果節位の開花期となっており、開花は順調である。
2 こまめな温度管理で生育の促進を図る。特に交配期は最低気温15℃前後を目安に管理する。
3 交配はミツバチ等訪花昆虫を利用するか人工交配を行う。曇雨天が続く場合はホルモン処理を併用する。
○ねぎ
1 3月下旬定植、4月中旬定植ともに生育は順調である。
2 草勢の維持に努め、適期に培土や追肥を行う。
3 べと病等の病害虫防除を徹底する。
○夏秋ギク
1 生育は順調だが、一部でアザミウマ類やハモグリバエ類の発生が少程度みられる。
2 側枝(わき芽)は早めに除去する。
3 施設栽培では、花首の伸長を抑えるため、ビーナイン顆粒水溶剤等の適期散布で品質の向上に努める。
4 白さび病等の予防と、アザミウマ類等の早期発見・早期防除に努める。
○秋ギク
1 10月出荷は6月下旬~7月上旬を目安に定植する。
2 定植後は、軽くかん水して活着を早め、摘心を実施する場合は、苗が活着してから行う。
○トルコギキョウ
1 生育は順調で、全般に病害虫の発生は少ない。
2 発らいまでは乾燥させないように適宜かん水し、発らい後はしおれない程度にかん水を減らす。
3 日中25℃以下、夜間15℃を目標に温度管理をする。
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◎『日本一健康な土づくり運動』展開中 ~元気な作物は健康な土が育みます~
◎令和4年度青森県農薬危害防止運動展開中 ~農薬は適正に使用しましょう~
◎食中毒を防ぐため、生産段階から「野菜の衛生管理」に努めましょう。
◎備えあれば、憂いなし! 農業保険を活用しましょう!
◎農作業事故と熱中症にご注意ください!
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