畑作・野菜・花き

畑作・野菜・花き生産情報第5号

農産園芸課2022/08/19

畑作・野菜・花き生産情報 第5号(要約版)

 

令 和 4 年 8 月 1 9 日
青森県「攻めの農林水産業」推進本部

 

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◎ 大豆ほ場の排水対策と紫斑病やマメシンクイガの防除を徹底しよう。

◎ 野菜の生育はおおむね順調ですが、大雨や日照不足の影響を受けている品目があるので、事後対策を徹底しよう。

◎ 大雨により肥料の流亡が考えられる場合には、生育状況に応じて速効性の窒素やカリ肥料の追肥管理を徹底しよう。

◎ 浸水・冠水などにより損傷を受けた場合には、病気が発生しやすくなるので、蔓延しないよう、防除を徹底しよう。

◎ 台風や大雨に備え、ほ場や施設周辺にある排水溝の点検や整備のほか、施設への雨水流入を防ぐために土のうを設置するなどの排水対策を徹底しよう。

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○ 大豆

1 生育は順調であるが、一部、なびき倒伏や8月上旬の大雨による葉の黄化などの湿害が発生しているほ場が見られる。

2 紫斑病やマメシンクイガの適期防除を徹底する。

3 降雨により滞水している場合は、排水を徹底する。

4 台風や大雨に備え、明きょを手直しして排水溝へ接続するなどの対策を徹底する。

 

○ 小麦(は種の準備)

1 適期(9月15~25日)には種できるようほ場を準備する。

2 ほ場の団地化を図り、明きょや弾丸暗きょなどで十分な排水対策を行う。

3 土壌分析を行い、酸度矯正が必要な場合は、苦土石灰等により土壌改良を行う。

4 紅色雪腐病の被害を予防するため、種子消毒を行う。

 

○ ながいも

1 5月上旬植付けのほ場では、地下部は平年を上回っているが、5月下旬植付けのほ場では、7月中旬以降の日照不足の影響で地下部は平年を下回っている。一部で大雨 による「穴落ち」が見られる。

2 「穴落ち」した場合は、速やかに修復する。

3 葉渋病、炭疽病の防除を徹底するとともに、ナガイモコガ、アブラムシ類などの害虫の早期発見・早期防除に努める。

4 台風や大雨に備え、ネットや支柱を補強し、明きょを手直しして排水溝へ接続するなどの対策を徹底する。

 

○ にんにく(植付の準備)

1 病害虫が発生していないほ場を選ぶ。

2 外部からの土壌病害虫の持ち込みを防ぐため、作業は種苗増殖ほ場から行う。

3 堆きゅう肥及び土壌改良資材の施用量は土壌診断結果に基づいて決め、必要以上に投入しない。

4 種球の保管中に20℃以下に長時間遭遇すると萌芽・発根が早まるため、室温を概ね20℃以下にならないように管理する。

5 病害虫に汚染されていない種球を確保し、種球の分割・調製はできるだけ植付け直前に行い、種子消毒を徹底する。

 

○ 夏だいこん

1 は種期が平年より1日遅く、7月中旬以降の日照不足や8月上旬の大雨の影響で、 地上部の生育はやや遅れている。

2 8月3日以降の大雨の影響で、一部ほ場では滞水、種子の流亡が見られている。

3 軟腐病、キスジノミハムシの防除を徹底するとともに、コナガ、アオムシ等の害虫の早期発見・早期防除に努める。

 

○ 秋にんじん

1 は種期が平年より1日遅く、7月中旬以降の日照不足や8月上旬の大雨の影響で、 地上部の生育はやや遅れている。

2 8月3日以降の大雨の影響で、一部ほ場では滞水、種子の流亡が見られている。

3 黒葉枯病やヨトウムシなどの早期発見・早期防除に努める。

 

○ ごぼう

1 草丈、葉数とも平年を下回っているが生育量は確保しており、おおむね順調である。

2 黒斑細菌病、黒条病、アブラムシ類等の発生に注意し、防除を徹底する。

 

○ 夏秋トマト

1 津軽地域の4月下旬定植では、11段花房の開花期が平年より4日早く、県南地域の5月中旬定植では、7段花房の開花期が平年より1日遅いものの、おおむね順調である。

2 肩換気などにより適正な温度管理に努める。また、生育に合わせたかん水、肥培管理により草勢の維持に努める。

3 9月以降は裂果の発生が多くなるので、土壌水分が極端に変化しないように水管理を徹底する。

4 灰色かび病、葉かび病、アザミウマ類の防除を徹底するとともに、タバコガ類、コナジラミ類の早期発見・早期防除に努める。

 

○ ねぎ

1 草丈、茎径とも平年を上回っており、生育は順調である。

2 最終培土は、収穫の30日前頃に行い、葉の分岐部まで丁寧に土を寄せ、軟白長30㎝以上を確保する。

3 べと病、葉枯病、軟腐病、さび病、黒斑病、アザミウマ類など病害虫の防除を徹底する。

 

○夏秋ギク

1 白さび病の予防防除を行うとともに、アザミウマ類、ヤガ類などの発生に注意し、早期発見・早期防除に努める。

2 収穫後の株を翌年の親株にする場合は、形質が優良な、健全な株を残し、刈り込み、直ちに追肥し、土寄せする。

 

○ 秋ギク

1 生育は概ね順調で、病害虫はアブラムシ類やアザミウマ類が散見される。

2 わき芽は、小さいうちにかき取り、花首の伸びやすい品種を栽培している場合は、ビーナイン顆粒水溶剤等を散布する。

3 奇形花の発生を防ぐため、高温時には換気を十分に行い、必要に応じて循環扇や寒冷紗等を活用し、施設内温度を少しでも低く管理する。

4 白さび病、ヤガ類、アザミウマ類等の発生に注意し、早期発見・早期防除に努める。

 

○ トルコギキョウ

1 発らい後はしおれない程度にかん水を減らし軟弱徒長を防ぐ。

2 ハウス内が高温・過湿にならないように適正な温湿度管理に努める。

3 涼しい時間帯に収穫し、速やかに鮮度保持剤による前処理を行う。

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R4生産情報5号(本文)

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