2019年度 リンゴのモモシンクイガ発生情報(No.5)(7月11日:県予察圃)
地方独立行政法人 青森県産業技術センターりんご研究所
【モモシンクイガの発生状況】
フェロモントラップへの成虫誘引初発は5月26日で、平年(6月6日)より11日早く、前年(5月28日)より2日早くなっています。
果実への産卵初発は6月5日で、平年(6月17日)より12日早く、前年(6月4日)より1日遅くなっています。
6月下旬頃から誘引数及び産卵数ともに増加し、6月末から7月初め頃に越冬世代成虫の発生盛期となりました。
現在は成虫の誘引がやや減少しましたが、産卵は継続して行われています。
詳しくは添付ファイルを参照してください。
【防除のポイント】
「6月中旬」から「8月末」まで、毎回防除剤を散布します。
「7月初め」にバイスロイドEW、サイハロン、イカズチのいずれかを使用した場合には、次回のモモシンクイガ防除剤を省略できます。
放任樹(園)が付近にあると発生源になるので伐採します。また、もも、なし、日本すもも、西洋すもも(プルーン)、マルメロなども発生源になるので、適切な管理を行ってください。