2020年度 リンゴのモモシンクイガ発生情報(No.2)(6月30日:県予察圃)
地方独立行政法人 青森県産業技術センターりんご研究所
【モモシンクイガの発生状況】
フェロモントラップへの成虫誘引初発は6月3日で、平年(5月30日)より4日遅く、前年(5月26日)より8日遅くなっています。
果実への産卵初発は6月11日で、平年(6月10日)より1日遅く、前年(6月5日)より6日遅くなっています。
6月下旬頃から誘引数及び産卵数ともに増加しており、現在、越冬世代成虫の発生盛期と考えられます。
詳しくは添付ファイルを参照してください。
【防除のポイント】
「6月中旬」から「8月末」まで、毎回防除剤を散布します。
「7月初め」にはピレスロイド剤を散布しますが、バイスロイドEW、サイハロン、イカズチのいずれかを使用した場合には、次回のモモシンクイガ防除剤を省略できます。
放任樹(園)が付近にあると発生源になるので伐採します。また、もも、なし、日本すもも、西洋すもも(プルーン)、マルメロなども発生源になるので、適切な管理を行ってください。