稲作生産情報第6号(要約) 平成27年7月22日 青森県「攻めの農林水産業」推進本部 ────────────────────────────────────── ○ 生育が2~3日早まり、出穂期は8月上旬となる見込み。 ○ 穂ばらみ期の水管理をしっかり行おう! ○ いもち病や斑点米カメムシ類の防除を徹底しよう! ────────────────────────────────────── <出穂期の見通し> 県内の出穂期は、「つがるロマン」で8月2日~6日頃、「まっしぐら」で8月2日~14日頃と予想され る。 <水管理> 1 穂ばらみ期 (1)用水不足が懸念されるため、こまめな水管理や漏水防止に努める。 (2)高温が続く場合は、4㎝程度の浅水にし、時々水の入替えを行う。 (3)平均気温が20℃以下、又は最低気温が17℃以下になると予想される場合は、可能な限り深水管理を 行う。入水にあたっては、水田の水温が急激に低下しないよう徐々に深水とする。 2 出穂・開花期 (1)出穂後10日間は、最も水を必要とするので、5~6cm位の水深を保つ。 (2)平均気温20℃以下の低温が続く場合には、10㎝程度の深水にして保温する。 <病害虫防除> 1 いもち病 葉いもちの早期発見・早期防除に努め、穂いもちの予防防除を行う。 2 斑点米カメムシ類 (1)アカヒゲホソミドリカスミカメ、アカスジカスミカメともに、適期防除を徹底する。 (2)出穂間近の畦畔等の草刈りは、斑点米カメムシ類を水田に追い込むので行わない。 (3)やむをえず出穂後に草刈りが必要となった場合は、水田に散布する殺虫剤の特性に合わせて草刈り作業 を行う。 3 薬剤散布上の注意 (1)クリーンライスや特別栽培米等は、それぞれ定めた農薬の使用計画を確認し、その範囲内で使用する。 (2)散布の際は、近隣の大豆、野菜、WCS(ホールクロップサイレージ)用イネ等の農作物に飛散しないよう十分注 意する。 (3)農薬を使用した水田では、防除効果の安定と水質汚染防止のため、散布後7日間は落水や掛け流しは行 わない。 (4)養蜂地では、蜜蜂や巣箱に農薬がかからないよう、散布前に周辺の養蜂業者に防除計画を知らせるな ど、積極的に情報交換をする。また、ハチ類への毒性がある農薬の使用を避ける。 ◎ 次回の稲作生産情報の発行予定は、9月7日(月)です。なお、稲の生育状況によっては、変更すること があります。
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